葉巻の定義と種類
外側に葉っぱが巻いてあるシガー
葉巻についてご説明します。基本的な定義は、“外側に葉っぱが巻いてあるシガー”と考えて よいです。高品質のものは“煙草の姿巻き”のような形ですが、“紙で葉っぱを 巻いた”という少し雑なデザインのものもあります。構造はバインダーとフィラーで中の葉っぱ を包み、外側からラッパーと呼ばれる紙で巻いて煙草のような形状にします。 そして、フィラー用の葉っぱは、生えている場所よりも上の葉っぱLIGEROや、中間葉SECO、下層葉VOLADOという タイプがあります。
柔らかい紙を使っているのが一般的
そして、安い物だと、バインダーの部分に紙と煙草の混合シートを使って、フィラーは紙巻き煙草のような柔らかい紙を使っているのが一般的です。そして、手巻きの葉巻は、大体が機械巻きとなっていて吸い口も初めからカットされた状態で販売されているものが多くあります。ドライシガーは、大体が先にご紹介した形状になっている事を知っておきましょう。そして、品質が良いものとなると、バインダーには煙草の葉のみを使用していて、フィラーも細かく刻まれていないロングフィラーの形状になります。
ドライシガーはプレミアムシガーとも呼ばれています。 更に、プレミアムシガーとドライシガーの中間の存在となっているプリトスという種類があります。元来はプレミアムシガーの余った葉っぱで作成されたのがドライシガーだっだそうです。ですが、余った葉っぱなので、ショートフィラーとなり、バインダーやラッパーとして商品化されなかった葉っぱを使用するので、多少小さいサイズになるそうです。
明確な基準が決まっていない
番外として紙巻きと同様のサイズの小さい葉巻のことをシガリロと呼びます。 紙巻きの2から10倍くらいの値段で購入できるものが多くあります。シガリロにフィルターを付けただけの リトルシガーというものもあります。実際にミニシガーやリトルシガーの呼び方は決まっているわけではなく、 人や地域によって変わります。

シガリロとシガーの中間的なサイズなどは、決まっておらず、クラブ、ハーフコロナ、ペティロブストといった ロブストは、より短く太さは同じくらいとなっています。 リトルシガーには、ラッパーが存在していないものもあり、見た感じ葉巻と区別をつける事が難しいのですが、 基本的には巻き紙がライスペーパー状か、煙草シートになっているかで判断するしかありません。 そして、原料にどれほどの煙草の葉が入ると煙草シートの扱いとなるのかの基準は未だに明確ではないのです。 タバコと葉巻の区別に関する明確な基準がない、というのは不思議かもしれませんが、実際、今の段階では 不明確なのです。

