タバコシバンムシ
“とっておき”のひと時を堪能
葉巻や、シガーを愛用しているヘビーユーザーにとって、自分が気に入っているシガーを補完し、“とっておき”の ひと時を堪能することは、幸せ以外の言葉で表せないほど、至福のひと時ですよね。ただ、プレミアムシガーの 保管は、最低限の対応法を知り、設備も整える必要があります。ですが、設備をきちんと整えて いれば、そこまで難しいことではありません。ただ、気を付けておかなければならないのは、煙草の葉を 食べる虫についてです。
被害が出ているものは処分
この虫は、煙草の葉のみでなく、日本や世界中に生息している、乾燥動植物に被害を与えるタバコシバンムシという 名前の虫です。英語では、Lasioderma serricorneと呼ばれています。この虫の外見は、2㎜程度ととても小さく、 なかなか発見する事が難しい虫です。色は、濃い飴色から淡いチョコレートのような色をしています。葉の表面に 産み付けられたタバコシバンムシの卵は、シガーを制作する工程の中で、十分に駆除でいなかった際に、卵が付いた 状態で巻き上げられてしまう事があります。
そして、卵も小さいので誰も気づかずに箱詰めされてしまい、出荷される際に孵化して、シガーを噛みながら ラッパーに穴をあけ、最終的にはシガー自体を台無しにしてしまう、とても悪い虫です。そして、万が一ヒュミドールに保管していたシガーに、1つでも穴を発見したのであれば、他のシガーも丹念に調べあげ、被害が出ているものは処分しなければなりません。そして、ヒュミドールの内部を一度綺麗にして、次の被害を防がなくてはなりません。



